2009年07月19日、推定、AM03:30。
我が家のマスコット、素敵でわがままで臆病で、でも可愛く大切な家族、「もちまる(♀)」が、月に還りました。
ちょうど一年前。出会いはホームセンターのペット売り場。
手のひらに乗るくらいの小さな奴でした。
でも、私達夫妻がケージに近づくと、両手をかけて鼻をふんふん言わせて寄ってきました。
それが、もちまるとの、一年間の付き合いのはじまりでした。
日に日に大きく成長していき、とうとう体重は2キロを超え。
おまえは一体、どこまで巨大になるんだい?
と餌をやりながら問いただすこと、ほぼ毎日。
うさぎは、長くて10年は生きるそうなので、もちまるがお婆さんになるまで一緒に暮らすつもりでした。
ところが、この夏。
数日間、猛暑が続き、もちまるの食欲は急激に衰え始めました。
エアコンで室温を調整していたのですが、食欲は増えたかと思えばまた減り。
元気なときは、朝、ペレット餌をあげようとすると、サークル内を全力で走り回って喜びを表現していたものでした。
それが次第に見られなくなり。
そして2009年7月18日。
頭をなでようとした私の手を、もちまるは噛み付いてきました。
あと、普段なら間違えることのないトイレの場所を、めずらしく間違えて床に出してしまっていました。
ひょっとして、体のどこかが悪いのではないか。そう思って、ただちに病院に連れて行きました。
血液検査を行ったところ、結果は正常の範囲内。内臓疾患の類は全く無く、そういう意味ではほっと胸をなでおろしました。
しかし18日の夜、たぶん18:00から20:00の頃だったと思います。
常に顎をあげ、呼吸が荒くなりはじめました。
興奮しているときもこんな呼吸になりますが、30分もすれば普通の呼吸に戻ります。
しかし18日の夜は違いました。
サークル内をあちこちうごきながら、激しい呼吸。
頭をなでると、気持ちよさそうな目をするのですが、しかしすぐに激しい呼吸。
ストレスがたまりすぎているのかと思い(実際、そのとおりだったと思われるのですが)、冷房を入れて室温を23から24度に。そして人目につくとイライラがつのるかもしれないと思い、隣の部屋に私達夫妻は退避。
一時間おきぐらいに様子を見たのですが、次第に表情が和らいできたように思え、やや安心していました。
午前3時頃、私は夢を見ました。はっきりとは思い出せないのですが、概ね以下の感じです。
やたら元気なもちまるが、私と、嫁とを相手に、足元をぐるぐる回って遊んでいるのです。
とてもうれしそうな表情で。
かなり現実味のある夢でした。だから、午前3時ごろ、様子見をしませんでした。
かすかに、どたっ、という音が聞こえたような気がしました。夢の中なのか現実の音なのか、今ではよくわかりません。
午前4時半、ふいに目が覚め、もちまるの様子を見に行くと、もう倒れ、硬くなっていました。心臓はとまっていました。
でも、やすらかな、気持ちよさそうな表情でした。
1年一緒に暮らしてきたので、もちまるの表情が、どんな感情をかたっているのか分かります。間違えようがありません。
最後に、私に、楽しかったと報告してきたのかもしれません。
たった一年でしたけれど、私達にとっては最高の家族であり、かけがえのないパートナーでした。
今、もちまるは、とても空気が良く、涼しく、静かで、うさぎにとっては理想的な場所で眠っています。
いままでありがとう。
それから。
獣医さんに、この件の一部始終を電話にて報告しました。不覚にも涙声での説明になり、非常に聞き苦しいところもあったかもしれません。お話によると、
- やはり夏場ゆえに体力が低下し、ストレスが耐え難いほどに蓄積していたのではないか?
- 通院および検査のストレスもあったと思われる。
- うさぎは、限界まで我慢する生物で、精一杯がんばってきたと思う。そして夫妻(筆者)は大変よく勉強してくれていたので、獣医もなんとしても協力しようと思っていたけれど、こういう結果になって申し訳ない。
ということでした。こちらこそ、今まで大変お世話になりありがとうございましたと、声にならない声で伝えておきました。
見てはおられないと思うのですけれども、改めてこの場を借りてお礼申し上げます。今までありがとうございました。
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