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アナジャコ釣りin江戸川放水路 5.1

カレー研究会の活動内容は、別に年がら年中カレーを作っているわけではなく、どっちかというと野山を歩き回って食材を収集することが多かったりします。
カレーを作ることと食べることは大好きなんですが、主としてインドカレー風味チキンカレーを作る事がよくあります。
タイ風グリーンカレーとかレッドカレーとかイエローカレーも好きは好きなんですが、あれは材料を集めるのが、ちょっと苦労するので問題です。
そこでやむを得ず、グリーンカレーの素などを買ってきて料理することも多いわけです。

江戸川放水路と言えば、釣り好きな人々の間では、ハゼ釣りの名所(というかハゼ専用の釣り場というか)でして、昨年6月頃、ここでどんな釣りをしようかと、色々調べていたことがあったのですが、面白い情報を見つけたのです他。
それはアナジャコ釣りです。
簡単にいうと、江戸川放水路で潮が引いたときに出てくる干潟に突入し、泥を掘り起こすと。すると500円玉くらいの大きさの穴がいっぱい出てくるので、そこに習字とかで使う太筆を差すのです。
しばし待つと、穴の住人が、筆をぬぼぼと押し上げてくるので、そこをがっしり掴んでとっつかまえる。というものです。
P504is00257 ←これがアナジャコ。シャコシャコ動く。
去年にこの釣りを知って、何度か釣りをしたのですが、はっきり言って難しい、うえに腰も痛くなる修行にも似た行事。
場所を探すのはそんなに難しいわけじゃありません。はっきり言って干潟のほぼ全面がアナジャコ穴だらけで、ポイントはどこ?と聞かれたら、そこら辺全部、と答えても間違いじゃないほど奴らは集団生活しています。
じゃあどのあたりが難しいかというと、穴を掘って筆を差すあたりまでは簡単。問題は、筆を押し上げてきたアナジャコ捕獲の方法です。
筆をぐいぐい押し上げるアナジャコの手を、むんずと掴んでえいと引っ張る、それがなかなかうまくいかないんですね。
あわてて引っ張ると、手だけが取れてアナジャコ本体は穴深くに退避しちゃう。かといって、つかまえ損ねても、えらいスピードで退避されちゃう。
忘れもしない、いや、忘れかけていたけれど、初アナジャコ狩りの日は3時間粘って2匹が精一杯。
それでもめげずにあきらめずに、その後も数日通ってみまして、アナジャコとの呼吸も分かってきて、今では15匹くらいは捕獲可能な腕を身につけることができました。

P504is00001_3   ←これは去年の収穫高の一部。がさごそ。

アナジャコ釣りのコツは何だ? といわれると、こう、文章で言うのはとても難しいのです。そこをあえて説明するとなると、えーと、
ぬぼぼぼと筆が押し上げられる。筆の両脇に右手を置いて、いつでもがっちりキープの態勢。左手は筆をじりじり持ち上げアナジャコを入り口付近に誘導すると。
右手の指先にアナジャコの腕の感触がきて、これならつかまえられると踏んだら、よっとがっちり親指と人指し指で抱きしめる。この時、角度によっては、逆にアナジャコの腕に
我が指が抱きしめられる場合もありまして、その痛さはなんというか、洗濯ばさみで指を挟んだのと同じくらいで、びっくりするけれど我慢できる程度であります。
アナジャコを捕まえたら、引っ張ると腕だけ取れる可能性大なので、左手で穴の脇をほじくり、アナジャコの腹を左手でキャッチし、穴から引きずり出すのです。
ちなみにアナジャコの中には、ストレートにぬぼぼと筆を持ち上げてこないで、ぐいぐい引っ張っては沈黙、を繰り返すやつもいます。
こういうのは、わざと筆を引いたりしてみて、入り口まで誘いをかけてみましょう。もしかしたら登ってくるかもしれません。登ってこなければ諦めて、別のアナジャコを探しましょう。
というわけで、こういう繊細な駆け引きを、しゃがみながら数時間繰り返すわけで、必然的に腰が痛くなってたまらない状況になってしまいます。

ちなみに5.1にアナジャコ釣りに行った理由は、その前日に、釣りボート屋さんに予約を入れていたのですが、強風のために中止になったからであります。
潮干狩りに来ている人はたくさんいたし、シャコ釣りをしている人もそのうちの10%くらいはいたわけですが、私がシャコを数匹とっ捕まえた頃、隣でアナジャコやっていたおじさんがやってきて、
「いやー、俺ぁ今日初めてやってみたんだけどよぉ、こいつ案外気持ちわりぃもんだなぁ! 捕まえたけれど穴から出てこねえからぁ、スコップで掘ったら胴体真っ二つになっちまってよぉ、うははは」
と言って去ってゆきました。スコップで掘ろうとすると、そういう悲劇もあるもんだということですね。
それから数分、今度は人のよさそうなおじさんがやってきて、
「どう、その辺アサリ取れる?」
いや、自分はアサリじゃなくて、これとっててまして、と、袋の中身を見せると、
「おー、シャコじゃないの。よく取れてるねえ。いやぁ、うんうん」
妙に感心しきりでした。シャコシャコ。

というわけで、その日の晩はアナジャコの塩ゆでがメインディッシュになりました。
料理方法とか、コツっぽいこととか、色々実験してみたので、その話題はまた今度。

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